⑥安倍晋三回顧録から:「日本は過去の出来事において謂れなき批判を受けている。」
日本による「侵略」ではなく、「アジア諸国独立への貢献」については、次の過去記事があります。
「トップ10の会社の中でカーアムスだけ、少数民族の韓国人たちだけが私たちを愛してくれる。」 - 群馬県高崎市白岩町サンクチュアリ教会(元・埼玉サンクチュアリ教会)
「安倍晋三回顧録」から引用します。
戦前は、欧米各国も植民地支配をしていたでしょう。
国際社会は同じ間違いを犯しました、だから、普遍的な価値を共有していきましょう、と。この引用の仕方を(戦後)70年談話でも生かしたわけです。 村山談話は、日本だけが植民地支配をしたかのごとく書かれている。戦前は、欧米各国も植民地支配をしていたでしょう。
侵略という言葉を軽々に使わないでほしい。
ジョンソン(イギリス元首相)は「侵略という言葉を軽々に使わないでほしい。英国は歴史上、今の世界の4分の1の国を侵略し んだ」と言っていました。歴史学者のジョンソンはさすがですよ。
日本は過去の出来事において謂れなき批判を受けている。
アボット(オーストラリア元首相)は開口一番、「これだけは伝えたかった。 日本の戦後の平和国家としての歩みは、世界からもっと評価されるべきだ。日本は過去の出来事において謂れなき批判を受けている。それは全くフェアではないし、日本は安全保障分野でもっと貢献すべきだと思う。協力していこう」と言うわけです。
歴史を鑑とするのは結構だが、過去にとらわれたらいけない
李克強(中国元首相)は、ブルネイの国王とアボットと握手をして一言二言、話をした後、近くにいた私を無視するわけにもいかず、堅い表情のまま私にも握手を求めてきました。私が「日中関係を改善していきたいと思います」と言ったら、李は、「歴史を鑑として、未来に目を向ける精神が大切だ」といった型通りの挨拶をするわけです。すると、横にいたアポットが李に向かって、「歴史を鑑とするのは結構だが、過去にとらわれたらいけない」と述べたのです。李は、不愉快そうな顔を隠そうともしないで立ち去っていきました。するとアポットが「俺はビースメーカー (仲裁者)の役割を果たせたかな」と笑って言っていました。