「勝利というものは二つがぶつかって決着をつけることである。」
二代王様の巡回にちなんで、御父様の巡回時の御言葉を共有して頂きましたことに感謝申し上げます。
『神と会う所』 1965年2月10日 午前1時40分~午前3時40分 仙台教会
から引用します。
二つの見解を成したというのは、一つになる一番最短距離になっておる。
この世界は今二つに分かれておる。この二大陣営におきまして、もっとよりよき真理を探りつつ戦っておる。だから二つの見解を成したというのは、一つになる一番最短距離になっておる。二つを過ぎればその次は一つになる。だからこういう現実を思う時に、神がおれば、この外的環境をなしたこの世界圈に、内的基準、いわゆる我々心身共に願う所の内的完成を出発し得る真理を立ててくれるに違いないというふうに思うんですね。
勝利というものは二つがぶつかって決着をつけることである。
アベル一人ではできないというんですね。実体の勝利を決定するには、実体の相対物を立たせてやらねばならない。勝利というものは二つがぶつかって決着をつけることである。神とサタンがその実体におきまして最初の勝利を決定するために、実体的アベルとカインという存在が現われてこなければならない。
共産主義国家が取り巻いている。
内外共に生きておるのだから、歴史的思想的対立が起こる。この思潮を取り巻くんだね。サタン側が接近しておる。今はソビエトを中心として共産主義国家が取り巻いている。「自分の祖国はソビエトである」と唱えているでしょう。
神の子を中心とした世界的大移動圈を成し得る宗教運動、思想運動などが現われてくる。
そうなるというと、世界は大移動するんですね。そういう時が来たならば、末の時が近いということは、歴史上から見ても否定できない。だから外的なサタン側の方からその動きが起こってくる。そして神のほうからもそういう動きがなければならない。だから神の子を中心とした世界的大移動圈を成し得る宗教運動、思想運動などが現われてくる。
そこの生活、世界観、宇宙観は我々の世界観、宇宙観を変える。
そこの生活、世界観、宇宙観は我々の世界観、宇宙観を変える。今まで生活してきた立場から、神を中心とした動きが地上に現われなければならない。そういう時が来れば、世界は最後の末の段階に入るということは、歴史上から見ても否定できない。
「世界の分断」は必要なのだと考えられます。