「たくさんの計画を断念して自分自身の方向性に身を任せるしかなかった。」
「ボブ・ディラン インタビュー大全」から引用します。
みんながずっと残るだろうと考えていたほかのものは廃れてしまった。でも彼はずっと残った。
四〇年代のようにフランク・シナトラを崇拝した人はさすがに六〇年代にはいなかった。でも彼は消え去らなかった。みんながずっと残るだろうと考えていたほかのものは廃れてしまった。でも彼はずっと残った。
御父様も、将来、そうなるはずです。
ボブ・ディランも、私にとっては、一時「イサク献祭」で捨てたのに、残りました。
フランクの娘だから当然だよね? 言うまでもない。フランク・ジュニアも歌える。
そうだね、これらの曲に取り組みはじめるとフランクを意識しないわけにはいかない。彼は聳え立つ山のような存在だ。途中まで登って来たとしても、それでもまだ高みにある山だからね。彼が歌わなかった曲を探すのは難しいほどだ。彼についてよく調べなきゃいけない。
俺はナンシー(・シナトラ) も本当に好きだよ! ナンシーは現代のほとんどの女性シンガーと比べて断然抜きん出ていると思う。彼女も対話的な意味でとても情感が籠もっている。彼女はどこからその能力を身につけたのか? そりゃ彼女はフランクの娘だから当然だよね? 言うまでもない。フランク・ジュニアも歌える。
「血統」の重要性です。
たくさんの計画を断念して自分自身の方向性に身を任せるしかなかった。
以前は、たくさんの計画を断念して自分自身の方向性に身を任せるしかなかった。俺とは懸け離れた世界を思いながら、ときどき打ちひしがれたものだ。
(本当は、「ボブ・ディラン」よりも「フランク・シナトラ」のようになりたかったということです。)
「他人の不幸」と「率直な話」は、たとえ「蜜の味」でなかったとしても、「自分の不幸」を慰めてくれます。
(権事務次長の説教のように、「感動」を生む場合もあります。)