「子どもたちが私たちから離れられるように助ける」
右の本の第4章から引用します。
子どもたちが私の言うことを聞いていれば間違いないと知っていてなお、わざわざ間違えさせたり、自分の失敗で苦しませたりするなどということは、なかなかできないものです。
私たちの重要な目的の一つは、子どもたちが私たちから離れられるように助けること、いつの日か私たちがいなくても、ある役割を果たせるような、自立した個人になれるように助けること だと、ほとんどの育児書が言っています。
私たちは子どもを自分のカーボンコピーだとか、付属物だとか考えないで、違う性質、違う趣 味、違う感情、違う熱望、違う夢を持ったユニークな人間として考えるようにと、奨励されてい ます。
しかし、私たちはどうしたら、子どもたちが親離れした、自立した人になれるように助けられるでしょうか? それは、子どもたちに、自分で物事をやらせることによって、自分自身の問題と格闘させることによって、自分自身の間違いから学ばせることによって――です。
言うは行うより易し。私の最初の子どもが、 くつひもを結ぼうと奮闘しており、私は辛抱強く 一〇秒くらい見ていたけれど、結局はかがんで詰んでやってしまったのを、今でも覚えています。
そして娘が、ただ、友だちとけんかになったと言っただけで、すぐにアドバイスしようとするのでした。
子どもたちが私の言うことを聞いていれば間違いないと知っていてなお、わざわざ間違えさせたり、自分の失敗で苦しませたりするなどということは、なかなかできないものです。
「自由と責任」の重要性と同時に、それを見守る「神様の心情」を考えさせられました。
無力感、自己嫌悪、いらだち、欲求不満、そして反感
私たち人間は他人の世話になる立場に置かれると、ありがたいという気持ちよりも、無力感、自己嫌悪、いらだち、欲求不満、そして反感といった感情を経験するものなのです。
自分自身は違うのではないかと思い、依存心が強いのかも知れないと反省します。
子どもたちが、 自分で自分の役割を果たすことができるような、責任感のある人間になれるよう、手助けする方法
子どもたちの依存しているという感覚を最小にする方法はあるでしょうか? 子どもたちが、 自分で自分の役割を果たすことができるような、責任感のある人間になれるよう、手助けする方法はあるでしょうか?
幸運にも、子どもたちの自立性を高める機会は、毎日あります。子どもたちが、私たちではなくて自分自身を頼りにするように手助けする特別な技術を、以下にご紹介したいと思います。
次回の記事にしたいと思います。