安倍晋三首相の「寿命や運命の話」
昨日の記事から、安倍晋三首相の言葉を再掲します。
人間の運も同じで、月の満ち欠けのように良い時と悪い時を繰り返すんだよ。
文藝春秋10月号から引用します。
寿命や運命の話
今になって安倍とは寿命や運命の話をしたことが思い出される。
「親父(晋太郎)は六十七歳で亡く なって、総理になる夢を見ながらも幹事長で終わってしまった。岩に爪を立てて登っている最中のまさに無念の死だった。親父から残りの運を授かったことで、私は総理になれたのかもしれない」
しかし、安倍もまた父と同じ六十七歳で非業の死を遂げた。
運を味方にする 運をうまく転がす
二〇〇六年、安倍が小泉の後を継ぐ形で首相に就任した際に、小泉からこんな助言を受けたのだ。
「安倍くん、総理に大事なのは運を味方にすることだ。運をうまく転がすこと、それだけだ」
当時の安倍には小泉の言葉の意味 がよく理解できていなかった。
第一次政権時代の安倍は、教育基本法改正や公務員制度改革など次々と難しい課題に着手する。だが閣僚らの「政治とカネ」をめぐる不祥事や辞任が相次ぎ、〇七年の参院選では惨敗。政権運営中、いくらベストを尽くしても常に転げ落ちていく感覚が付きまとい、一年の短命政権に終わった。
そこから学んで、歴代最長政権が生まれました。