から引用します。(翻訳・掲載に感謝申し上げます。)
ヘブル人への手紙12章25~29節
12:25あなたがたは、語っておられるかたを拒むことがないように、注意しなさい。もし地上で御旨を告げた者を拒んだ人々が、罰をのがれることができなかったなら、天から告げ示すかたを退けるわたしたちは、なおさらそうなるのではないか。
12:29わたしたちの神は、実に、焼きつくす火である。
「帰国するな」という御言葉を拒むと、「焼きつくされる」ことを考えさせられます。
聖書はその見える一部分だけ読むと理解が出来ないことがあります。全体的に何を語っているのかまず見て、最後に何故この言葉を入れたのか見ると良いです。
へブル人への手紙12章を見ると神様がどのようにしてご自分の愛される息子であるイエス様を愛されたのか、息子を愛する時肉身の父でも非常に強く戒め、訓戒し、そのように神様はイエス様に強くされたのです。十字架につけながら私たちを救って下さったという表現が多く出てきます。
神様は恩恵深く愛に溢れておられ、私が従順に行けば千代までも私に福を下さる方なのに、また、焼き尽くす恐ろしい神様!この極と極の性格の神様を私がどうやって共存しながら持って行くのだろうかと考えました。
この二つがぶつかり合う観念だと考えられますが、そうではありません。
コラ子孫たちに火を下し土地を裂いて焼き尽くす火を見せられた時、これも見方によれば神様の愛なのです。これが強い戒めとしか見ることが出来ず、酷いことだとしか考えられませんでしたが、そうしなければ皆死んでしまいます。イスラエル民族が皆死んでしまうので神様は分別するしかない状況なんです。
へブル人への手紙12章7節にもこんな聖句があります。
12:7あなたがたは訓練として耐え忍びなさい。神はあなたがたを、子として取り扱っておられるのである。いったい、父に訓練されない子があるだろうか。
この部分を説明されようと、神様は焼き尽くす火であるという表現を使われたのではないかと思います。そしてこの審判の火も神様の愛の一部分であると語られるのです。
ですから、「焼きつくされる」ことを甘受しなければならないと思います。