「顕進様は長子ではない」 申命記から
この記事は、2月頃に書きましたが、発表しなかったものです。
しかし、「聖殿のひかり」の記事を見て思い出し、発表させて頂くことにしました。
そういう「導き」だったかも知れません。
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顕進様派の方が、私に情報提供を続けて下さる、お気持ちに感謝しています。
私からの「古くて新しい」情報提供として、書かせて頂きます。
長子の特権
その子たちに自分の財産を継がせる時、気にいらない女の産んだ長子をさしおいて、愛する女の産んだ子を長子とすることはできない。
必ずその気にいらない者の産んだ子が長子であることを認め、自分の財産を分ける時には、これに二倍の分け前を与えなければならない。これは自分の力の初めであって、長子の特権を持っているからである。
(申命記/ 21章 16節~17節)
レアとラケルを思い出します。
ヤコブに愛されなかったレアは、イエス様の系図につながるユダを生みました。
四男のユダに使命が移されたことについては、1月4日の当ブログに書きました。
次に、長子ルベンに対するヤコブの祝福(呪い)を見てみます。
わが勢い、わが力のはじめ
ルベンよ、あなたはわが長子、/わが勢い、わが力のはじめ、/威光のすぐれた者、権力のすぐれた者。
しかし、沸き立つ水のようだから、/もはや、すぐれた者ではあり得ない。あなたは父の床に上って汚した。ああ、あなたはわが寝床に上った。
(創世記/ 49章 03節~04節)
ルベンが失敗しなかったら、長子として期待されていたことが分かります。
次に、出エジプト記から引用します。
初めに胎を開いたもの
主はモーセに言われた、
「イスラエルの人々のうちで、すべてのういご、すなわちすべて初めに胎を開いたものを、人であれ、獣であれ、みな、わたしのために聖別しなければならない。それはわたしのものである」。
(出エジプト記/ 13章 01節~02節)
あなたは、すべて初めに胎を開いた者、およびあなたの家畜の産むういごは、ことごとく主にささげなければならない。すなわち、それらの男性のものは主に帰せしめなければならない。
(出エジプト記/ 13章 12節)
顕進様は、「兄」ですが、「長子」ではありません。
孝進様、あるいは、聖進様がいらっしゃっても、一時は顕進様が「後継者」とみなされていました。
そのことを考えても、「兄」にこだわる必然性がありません。
むしろ、冒頭の「長子の特権」の続きが興味深いものです。
わがままで、手に負えない子
もし、わがままで、手に負えない子があって、父の言葉にも、母の言葉にも従わず、父母がこれを懲らしてもきかない時は、
その父母はこれを捕えて、その町の門に行き、町の長老たちの前に出し、
町の長老たちに言わなければならない、『わたしたちのこの子はわがままで、手に負えません。わたしたちの言葉に従わず、身持ちが悪く、大酒飲みです』。
そのとき、町の人は皆、彼を石で撃ち殺し、あなたがたのうちから悪を除き去らなければならない。そうすれば、イスラエルは皆聞いて恐れるであろう。
(申命記/ 21章 18節~21節)
顕進様は、「身持ちが悪く、大酒飲み」ではありません。
私達も、「撃ち殺し」たりしません。
ただ誰もが、自分自身の「うちから悪を除き去らなければならない」と思います。
そうすれば、誰もが一つになれる可能性があります。
顕進様派も、家庭連合も、私達も、忘れてはならないことです。
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今朝(4月8日)の訓読の御言葉(リマではなく、順番に読んでいる天聖経)も、「導き」を感じました。
「真の孝の生活 第2章 3)真の忠孝は従順に『ため』に生きる愛を施すこと」から引用します。
孝子になろうとすれば、父母の心の方向と常に一致していなければなりません。孝子の道を行く人は、父母と掛け離れた行動をする人ではありません。
父母が東に行けば東に行かなければならず、父母が西に行けば西に行かなければなりません。行く目的を提示した後に、行く途中で回れ右をすれば、一緒に回れ右しなければなりません。そこに異議があってはなりません。十度行き、十度回れ右をしたとしても、また回れ右して従っていかなければなりません。
反抗すれば、孝子の道理を最後まで守る事はできません。父母が狂った事をすれば、子供も狂った事をしなければなりません。父母の命令ならば、狂った事でもしなければなりません。狂った事をする事自体はいけない事であり、父母が分からずにしているのならば知りませんが、分かってしているというのです。
それでは、なぜ父母は狂った事をするのでしょうか。孝子の中から最高の孝子を選び出す為には、その道しかないからです。百人の孝子がいるとすれば、その百人の中から一番になる事が出来る孝子をつくる為に、その父母は狂った事をするのです。
しかし、その気まぐれを真実だと思い、生命を捧げてその父母の命令の前に絶対従順をすれば、その人は、孝子の王にもなる事が出来るのです。(一九七二.九.一〇)
ついでに、韓オモニを思い出す部分も引用して終わります。
一年を一緒に過ごした後に行く時に、「もう一日だけいてくれたらいいのになあ」と言う事、それが貴いのです。百年生きた後に逝く時も、「ああ、もう一時間だけ生きてから逝ってくれたらいいのに…」と言う妻になっていますか。そのような夫になっていますか。そのような兄弟になっていますか。
(一九八六.三.二)
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