から引用します。（翻訳・掲載に感謝申し上げます。）

　アボニムはその次から楽な姿勢で座ってみ言葉を始められました。ところで原理講義を序論、創造原理、堕落論、終末論、復活論、予定論、キリスト論、復帰原理、再臨論の順序でなく結論である再臨論から話されました。まずアボニムは紙を小さく様々な切れ端に破り、初めには小さな紙の切れ端に再臨論と書かれ、他の紙の切れ端に各々イエス、アダム、エバと書かれました。そうされているとみ言葉をされながらイエス様の話をする時はイエスの紙を前において話され、アダムの話をする時はアダムの紙を前において話されました。

「チャート」の原点かも知れません。

　アボニムは、「イエスさんが雲に乗って来られると信じますか？」とあまりにも大きな声で質問をされました。そこで、「私は聖書のみ言葉を信じます。聖書に記録されたのは神様のみ言葉であるために一点一画も加えもせず感じもしないと言いました。そこで私は聖書に記録されたその通り信じます。」と答えをしました。そうした所アボニムは、「雲に乗って来ません。イエス様は絶対に雲に乗って来ません。」と言われました。

　アボニムは本人が見られた聖書を開いて行きながら説明し始めました。ところでその聖書をどれほど熱心に見られたのか赤い線がいっぱい満たされていました。「イエス様は雲に乗って来られるのではありません。イエスさんはエリヤが洗礼ヨハネに来たことと同様に肉身を用いて来られます。」とみ言葉を続けられました。私は初めて聞く話なので理解がされませんでした。「万一イエスさんが人として来られるとすれば全く同じ人なのにどのように再臨されたイエス様であると信じることができますか？」と問い返したりもしました。アボニムは熱情的に私の疑問に答えをしてくださいました。

　そのような次に、「肉親を用いて来られればどこに足を置かれるのかと考えますか？」と再び質問をしました。イエス様が雲に乗って来られるのでなく人として来られるが韓国に来られると言われました。そこで私は、「世の中には国と土地が多いが、よりによって廃墟になった韓国の地にイエス様が来られるというのですか？」と反問をしました。そうしたところ、「1950年に北韓の上空にイエス様の顔の姿が現れたという話を聞きませんでしたか？」と言われるのでした。勿論私もその話を聞いたことがありました。そこで、「記憶しています。」と言いました。そうした所、「それはすべて意味があるのです。北韓の上空に何故イエス様の顔の姿が現れたのですか？すべて意味があることです。」と話されました。

赤字の「疑問への答え」は、もっと知りたいところでした。

　それほどその日、アボニムは死生決断をしながら大きな争いをする人のように生きるのか、死ぬのかというそのような岐路に立ってみ言葉をしてくださいました。初めて会った人なので格式を調えて多情に、‘そうでないのか？’と話されたのでなく100％確信と自信を持って一つの生命を生かすために話されたのです。

　事実私はその時、み言葉の内容よりもアボニムの自信感と熱情に多く感銘を受けました。私も伝道師として人々にみ言葉を伝えながら、‘そのようになるのです。そうたりえます。そのようになっています。’という方式で話を多くしました。ところでアボニムは、‘これはこうです。あれはああです。’と結論を正確に話されるのに誰であれ聞けば頭を下げざるを得ない信念と熱情が溢れられました。

「伝道師」に必要な資質だと思います。

から引用します。（翻訳・掲載に感謝申し上げます。）

　その日別れる時アボニムは、「姜伝道師、次にまた来てみ言葉を聞いてください。」と言うと、「時間があれば来ます。」と答えました。そうした所アボニムは断固とした語調で、「時間はいつもありません。時間はつくらなければなりません。」と言われました。

　挨拶をして別れて歩んで出てくると、後から足音が聞こえました。振り返って見るとアボニムが私の後について来ておられました。私は、‘挨拶までしたのに、また何故私について来るのか？本当におかしい！’と思いました。

　そのように思いながら我が家の前に到着しました。私が後ろを振り返って、「ここが私の家です。」とお話しすると、「また来てみ言葉を聞きなさい。」と言われました。先ほど別れる時と全く同じみ言葉をされるので、「時間ができれば行きます。」とだけお話ししました。私の答えを聞いたアボニムはまた、「時間はできるのでなく、つくらなければならないのです。」と言われました。結局私が、「それでは時間をつくって見ます。」と答えました。

　私の答えを聞いたアボニムは少年のような微笑を浮かべ家に戻って行かれました。アボニムがその時人の生命を探して救うために自らの立場や体面、威信のようなものは一つも考えられないということを感じることができました。アボニムの威信や体面を考えれば若い女の後をついて来られることがなかったでしょう。しかし復帰の道で一つの生命を救わなければならないという切迫した心情を持っておられたので、私の後について来てもう一度もっとみ言葉を聞きに来るという答えを聞いてこそ家に戻ることができたのです。

これもまた、「伝道師」の模範です。

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