その2「神様の力」と「自分の特技」 世界経典「悪と戦争」から
1.戦い方
世界経典1171頁
勝利を望む者は、腕力や能力によって勝つのではなく、
むしろ真理、哀れみ、正義、そして霊的修養によって勝つのである。
そして義と不義とを識別し、
貪欲とは何かを悟り、
努力を頼みとするときには、
おごることなく戦え、
なぜなら正義のあるところに勝利があるからである。
(ヒンドゥー教)
世界経典1172頁
地と天、すべてのものの支配者よ!
私はあなたの戦士です。
あなたの御意志どおりに行う準備ができています。
(アフリカ伝統宗教)
共通するのは、神様の御心にかない、神様を味方にするということだと思います。
2.ダビデの実像
世界経典1173頁
ダビデは周りに立っている兵に言った。
「あのペリシテ人を打ち倒し、イスラエルからこの屈辱を取り除く者は、何をしてもらえるのですか。
生ける神の戦列に挑戦するとは、あの無割礼のペリシテ人は、一体何者ですか。」
(サムエル記上)
ダビデは「血気盛んな少年」だということを、初めて知りました。
ダビデは言った。
「僕は、父の羊を飼う者です。
獅子や熊が出て来て群れの中から羊を奪い取ることがあります。
そのときには、追いかけて打ちかかり、その口から羊を取り戻します。
向かって来れば、たてがみをつかみ、打ち殺してしまいます。
わたしは獅子も熊も倒してきたのですから、あの無割礼のペリシテ人もそれらの獣の一匹のようにしてみせましょう。
実は「腕自慢」だったと知りました。
ダビデは更に言った。「獅子の手、熊の手からわたしを守ってくださった主は、あのペリシテ人の手からも、わたしを守ってくださるにちがいありません。」
しかし、やはり「神様の力」を信じています。
サウルは、ダビデに自分の装束を着せた。
(中略)
ダビデはサウルに言った。「こんなものを着たのでは、歩くこともできません。慣れていませんから。」ダビデはそれらを脱ぎ去り、
自分の杖を手に取ると、川岸から滑らかな石を五つ選び、身に着けていた羊飼いの投石袋に入れ、石投げ紐を手にして、あのペリシテ人に向かって行った。
しかし、石で立ち向かったのは、信仰ではなく、「自分の特技」でした。
「神様の力」95%と「自分の特技」5%の組み合わせが大切なようです。
(お問い合わせ先:メール sanctuary.saitama@gmail.com
電話番号 堀勇一070-6670-5334 堀久子070-6637-7424 )
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